東京都は、子どもたちに教え伝えていくべき社会の基本的な「心の東京ルール」を提案しています。

毎日きちんとあいさつさせよう
 あいさつは、相手を認めること。いっしょにやろうという安心感を与えます。信頼関係をつくる第一歩です。言葉のまだわからない赤ちゃんでさえ、毎日、あいさつや言葉をかけていると表情がとても生き生きしてきます。
他人の子どもでも叱ろう
 「叱る」とは子どもを目的にかなった行動に導くことで、どなったりなぐったりすることではありません。「叱る」とは愛情を持っての関わりです。「他人の子どもでも叱ろう」とは、他の子どもにも自分の子と同じような関わりを持とうということです。
子どもにも手伝いをさせよう
 「ありがとう」「助かったわ」の言葉をかけることで、子どもは、やる気をさらに大きくします。そのことを繰り返しているうちにお手伝いも上手にできるようになります。無理にやらせると逆効果です。
ねだる子どもにがまんをさせよう
 がまんをさせることは、あきらめさせることではありません。約束を守らせることです。がまんできたとき、約束を守れたときは大いにほめましょう。ほめることでがまんする気持ちが育ちます。あきらめさせることは、きちんとその理由を説明しましょう。
先人や目上の人を敬う心を育てよう
 子どもの敬う心を育むためには、大人が年上の人を敬う姿を見せることです。お父さんやお母さんがお年寄りに感謝する気持ちや思いやりの気持ちを伝えることで、子どもたちの心も豊かになります。
体験の中で子どもをきたえよう
 子どもはスポンジのようにいろいろなことを吸収します。体験の中で自分の思うようにならないことをうまく乗り越え解決できたとき、子どもは自信を持ち成長します。子どもの興味を大切にして、できる限りさまたげないようにしましょう。
子どもにその日のことをさせよう
 子どもに話をさせるためには、子どもの話を良く聞くことです。子どもが話しかけてきたら、きちんと聞いてあげましょう。質問ばかりするのではなく、気持ちを聞いてあげることが大切です。親子のふれあいの時間を多くして、信頼関係を築きましょう。